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税理士事務所の採用で重視すべき「スキルより動ける人材」の4つの見極め方

忙しい所長が組織を作るならスキルより動ける人材が必要関連図解イラスト
目次

忙しい所長が組織を作るなら、スキルより「動ける人」が必要な理由

こんにちは、大須賀です。

最近、自分自身の気づきもありましたし、 同じようなご相談も重なったので、 今日はあらためて書いてみます。

社員に何を求めるべきか。

これ、言葉にすると当たり前のようで、 実は曖昧なまま進んでいること、多くないですか?

忙しい所長先生ほど、 採用も育成も、現場判断も、全部が同時進行です。

だからこそ、 ここを曖昧にしたまま進むと、 どこかで一気に苦しくなります。

私が最近しっくり来ている結論はこれです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

忙しい所長が組織を作るなら、 必要なのは”スキルが高い人”より、 曖昧さを行動に落とせる人。

プライドの高さは武器にも毒にもなるので、 自己防衛と切り分け、運用の型で扱う。

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今日は、この主題を支える4つの柱で書いていきますね。


①曖昧耐性のある人材とはどういう人か

【社員に何を求めるか?】忙しい所長が組織|イラスト

まず、「曖昧耐性」という言葉。

便利なんですけど、誤解が起きやすいです。

曖昧耐性=「放っておいても勝手にやる力」 …ではないんですよね。

私が言いたい曖昧耐性は、

目的が完全に固まっていなくても、 仮説で動いて、途中で確認し、修正できる力

です。

もう少し具体的に言うと、

「自分で仮の段取りを作れる力」

なんだと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

税務でも、顧客対応でも、業務改善でも、 最初から要件が100%揃っていることって少ないですよね?

「このお客様、結局どこまでやればいいんだろう?」 「このプロジェクト、ゴールはどこ?」 「先生、具体的に何を求めてるんだろう?」

こういう状況、現場では日常茶飯事です。

で、ここで止まってしまう人と、 前に進める人の違いは何か?

それは、自分でマイルストーンを置けるかどうかです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

たとえば、ゴールが曖昧でも、

「とりあえず、ここまでやったら一回見せよう」 「まず30分で叩き台を作って、方向性を確認しよう」 「最終形はわからないけど、中間地点はここに置こう」

こうやって、仮の中間ゴールを自分で設定できる人は、 曖昧な状態でも前に進めます。

逆に、

「ゴールがはっきりしないと動けません」 「指示が曖昧なので、何をしていいかわかりません」

こうなる人は、能力が低いというより、 仮で段取りを組む習慣がないケースが多いです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

現場の仕事って、結局こうですよね。

・とりあえず仮で動いてみる ・途中で確認する ・相手の反応で調整する ・また動く

この繰り返しです。

最初から完璧な指示を待っていたら、 いつまでも動けません。

なので、求めるべきは「曖昧でも動け」という精神論ではなく、

曖昧な状態を、行動に落とす型を持っているか? 自分で仮のマイルストーンを置いて、段取りを組めるか?

なんだと思います。

具体的には、

・まず30分で叩き台を作る ・「ここまでできたら中間報告」と自分で決める ・論点を3つに絞って確認する ・期限に間に合う形に整える

こういう動きができる人は、 所長先生が忙しくても、組織の前進に貢献してくれます。

逆に言えば、 この「仮で段取りを組む力」は、採用時に見るべきポイント でもあるんですよね。


②プライドの高さと自己防衛の高さは違う

【社員に何を求めるか?】忙しい所長が組織|イラスト_2

次に、所長先生が悩みやすいのがここです。

「プライドが高い人って、必要ですか?」 「採用したらきつくないですか?」

結論から言うと、条件付きで必要です。

ここで大事なのは、 プライドの高さと自己防衛の高さを分けて見ること。

プライドが高い人には、良い面があります。

・品質を上げたい ・成果で勝ちたい ・専門家として恥をかきたくない ・基準を下げたくない

これは、組織にとって武器になります。

一方で、自己防衛が高い人は、こうなりやすいです。

・指摘されると反論が先に出る ・論点がズレる ・責任が外に向く ・言い方や表現の揚げ足を取る ・改善よりも「自分は悪くない」を守る

この状態になると、育成が難しくなります。

見分け方はシンプルです。

フィードバックを受けたあとに、行動が変わるか?

プライドが高いけど健全な人は、 悔しさをバネに行動を変えます。

自己防衛が強い人は、 行動を変える前に、言い訳を固めます。

忙しい所長先生ほど、後者を採用すると消耗が激しいです。

なぜなら、議論の回数が増えるからです。

これ、本当にもったいないですよね。


③反論されたとき、フィードバックは「基準と手順」に戻す

【社員に何を求めるか?】忙しい所長が組織|イラスト_3

反論されやすい職員へのフィードバックで、 所長先生がやりがちなのが、

「指摘で勝とうとする」

です。

でもこれ、勝っても得るものが少ないです。 むしろ関係だけが削れていきます。

ここで効くのは、コミュ力より運用です。

つまり、

基準と手順に戻す。

私は、フィードバックの入口をこうするのがおすすめです。

「今回の成果物の必須条件は何でしたっけ?」 「締切はいつでしたっけ?」 「A(必須)B(望ましい)C(理想)で言うと、今回はどこを取りにいく前提でしたっけ?」

反論が出ても、議論を人格に寄せず、 判断軸に戻します。

そして、最後は次の一手を一つに絞ります。

・次回は前日15時に途中版を出す ・次回はAだけを先に満たして提出する ・次回は最初の30分で叩き台を共有する

こうすると、反論の余地が減ります。 なぜなら、次回の行動が具体だからです。

忙しい所長先生が求めたいのは、 正しい反省ではなく、再現性のある改善ですよね。


④時間のない所長ほど採用と運用の順番を間違えない

【社員に何を求めるか?】忙しい所長が組織|イラスト_4

最後に、採用の話をします。

「所長が忙しい中で、 スキル高い人を採用して組織構築できるのか?」 「きつくないですか?」

これ、本当にその通りで、きついです。

ただし、きつい理由は「相手が優秀だから」ではなく、 順番が逆になっていることが多いです。

仕組みが弱い状態で優秀な人を入れる →解釈が増える →判断のズレが増える →議論が増える →所長の時間が溶ける

こうなります。

だから、採用より先に最低限の運用を揃える必要があります。

・期限の持ち方 ・中間提出のルール ・成果物のA/B/C基準 ・記録の場所 ・相談の粒度(何を持ってくるか)

これがあると、優秀な人は武器になります。

逆にこれがないと、 優秀な人ほど「自分のやり方」で進めてしまい、 衝突が増えます。

結局、所長先生が求めるべきは、

スキルそのものより、 曖昧さを行動に落とす姿勢と型

なんだと思います。


まとめ:忙しい所長が求めるべき社員像は「動ける人」

今日書いたことを一言でまとめるなら、

忙しい所長が組織を作るなら、 必要なのは曖昧さを行動に落とせる人。

です。

プライドが高い人がダメなのではなく、 自己防衛が強くて行動が変わらない状態が危ない。

反論が起きるなら、会話で勝つのではなく、 基準と手順に戻して、次の行動を一つに絞る。

採用で解決しようとする前に、 最低限の運用の型を整える。

ここが揃うと、所長先生の時間は守られますし、 組織もちゃんと前に進みます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も良い一日を!

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